[海外赴任帯同準備]日本で入っている保険はどうするべき?

シンガポール生活

海外赴任が決まると、やるべきことがたくさんありますよね。

そのひとつが日本で契約している医療保険や生命保険等の手続きです。

解約を希望しない場合は、渡航前に海外渡航届を提出しておくことでそのまま保険を継続することできる保険会社がほとんどです。

しかし、そのままの契約を維持するのではなく、海外赴任のタイミングで契約内容を確認し見直しすることを強くお勧めします!

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渡航前に行った手続き

我が家は夫婦で合わせて4社ほどの保険会社と契約があり、それぞれ海外渡航時の手続きについて問い合わせをしました。

結果、すべての保険会社で渡航前に「海外渡航通知書」を提出することで、海外でも同じように保障が受けられるとのことでした。

その場合、実家など日本国内に連絡できる住所があること日本の銀行口座やクレジットカードなどが維持でき保険料の支払いが継続できることが条件になっています。

そこで我が家でも解約はせず、すべての保障内容はそのままで海外渡航届を提出して来星しました。

海外赴任中の手続き

海外渡航通知書を提出したことで安心して来星したのですが、のちにこれを後悔することになりました(涙)

保険の更新

来星後しばらくして、実家に私が契約している保険会社の担当者から連絡がありました。

加入している保険が間もなく更新時期を迎えるので、それまでの間に一時帰国をする予定があれば一度会って見直し等の提案をしたいとのことでした。

私が契約していた保険はまだ学生の頃に父が加入してくれたもので、実は保障内容についてあまりよくわかっていなかったのです。

そして今回が初めての更新になったのですが、更新後の保険料がかなり高くなることも初めて知りました。

保障内容が変わらないのに、保険料はなんと2倍!

年齢が上がっているので保険料も上がるのは仕方ないのですが、保障内容をよく見てみると2倍の金額を支払ってまで継続する必要がない内容なのではないかと思うようになりました。

保険の見直し

当初の契約がかなり昔だったこともあり、今の時代の医療とは見合ってないものや必要以上の特約が付いていたので、担当者に保険を見直したいと相談することにしました。

コロナ禍で一時帰国が叶わず、海外にいたままでできる手続きについて確認したのですが、海外在住の場合は新規の保険契約は出来ないとの回答でした。

今加入している保険を同内容で更新するか、減額や特約をなくすなどの保障内容を減らして更新するかのどちらかしかできないのだそうです。

ならば、他の保険会社はどうだろうと問い合わせてみたものの、結果は同じで新規の保険契約は出来ないとのことでした。

結局今回は特約を全部外し、不要と思った契約は解約して最低限の内容で更新することにしました。

また、私が現在海外にいることで担当者との連絡には時間がかかってしまうし、更新の契約書はシンガポールまで郵送してもらって送り返すというかなり面倒な手続き方法となりました。

日本に代理人を立てる等のやり方もあると思うのですが、そういった提案はされませんでした。

提出する書類もサインを数か所するだけのものです。

本人の自署が必要なのは分かりますが、eメールで書類を送ってもらえたりオンライン上で手続きが完結するようになってくれたらスムーズなのに…

ただ、今回の更新のタイミングで保険についていろいろ調べたことで民間の保険に加入する必要性をあまり感じなくなってきたので、近いうちに解約するかもしれません。

そもそも民間の医療保険は必要か?

海外赴任をする場合、大抵の人が海外旅行保険(駐在保険)に加入すると思います。

費用は会社が負担してくれることも多いのではないでしょうか?

我が家も、ありがたいことに主人の会社で家族全員分の保険に加入してもらっています。

その場合、赴任先で病気やけがをしても海外旅行保険の保障で賄うことができるので、日本の民間保険がなくても家計に大きな打撃を与えることは少ないと思うのです。(もちろん病気やけがの重症度、保障内容によります!)

我が子がシンガポールで入院した時も、すべて海外旅行保険が適用され、自己負担なしで済みました。

また、日本に本帰国した後は健康保険があります。

日本は国民皆保険制度があるため、必ず何かしらの健康保険に入っているはずです。

病院にかかった場合の自己負担は1~3割で済みますし、入院や手術で費用が掛かってしまっても高額療養費制度があります。

これらの制度を利用すれば、家計が破綻するほどの費用が掛かるというのは可能性としてかなり少ないのではないかなと思います。

詳細「我が国の医療保険について」厚生労働省

自動車保険

最後に自動車保険に加入している場合の手続きについて説明します。

海外赴任に伴い、所有していた車を手放す方もいらっしゃると思います。

我が家も購入して1年ほどの車を売却してきました…

その場合は、保険契約の解約手続きが必要になります。

ただ、その時に気になるのが保険の等級制度です。

契約者の事故歴に応じて等級が上がったり下がったりするもので、保険料に関わってきます。

保険を解約すると、それまで積み上げた等級がリセットされてしまうんです。

帰国後に改めて契約すると、一番下の6等級からスタートすることになってしまいますよね。

それを回避するために、解約時に保険の「中断証明書」を発行しておいてもらいましょう!

中断証明書があれば、一定期間内の再契約であれば中断前の等級で再開することができます。

まとめ

渡航前にすべき保険の手続き

・現在加入している保険内容を確認!
・必要に応じて保険の見直しをする!
・過剰な保障と思える保険は解約する!
・自動車保険の中断証明書を発行してもらう!

私は来星前に保険をしっかり確認しなかったことで、手続きがとても面倒になってしまいました。

海外赴任準備はやることがたくさんあるので保険まで頭が回らないかもしれません。

でも、海外に出てしまってからだと新規の保険契約は難しいですし、本帰国してからの見直しだと年齢が上がっているために保険料も上がります。

年齢によっては契約自体が出来なくなる可能性もあります。

特に医療保険に関しては本当に必要な保障内容なのかをこのタイミングで改めて考えてみてはいかがでしょうか?