[体験談]KK Women’s and Children’s Hospital入院①救急受診~入院~退院までの流れ

シンガポール育児

先日、子供がKKホスピタルに入院しました。

急なことだったので、海外での入院の知識もなく準備もできずバタバタしてしまいました。

今回は、私と同じような境遇の方の参考になればと思い、どのような感じだったかレポします!

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KK Women’s and Children’s Hospitalとは?

KK Women’s and Children’s Hospitalは、その名の通り婦人科小児科が専門の政府系総合病院です。

シンガポールで子育てをしている方なら一度は耳にしたことがあるかも知れませんね。

私の周りのママさんたちも、子供に何かあったらKKホスピタルに行くようにしているという人は多いです。

日系の病院に行っても、専門的な治療が必要な場合はKKホスピタルを案内されることがあるので、症状が重かったり緊急の時は初めからKKに行くのも良いかも知れませんね。

受診~入院の流れ

今回の我が子のケースでは最初から入院を予定していたのではなく、救急外来を受診した結果そのまま入院となりました。

その経緯についてご説明します。

救急外来受付

KKホスピタルにはChildren’s Emargencyという救急外来用の入り口があります。

タクシーで病院に向かう場合も、その入り口を指定する必要があります。

配車アプリで病院を検索するとEmargencyを指定することが出来ましたし、運転手の方からも「Emargencyか?」と再度確認されました。

救急外来の入り口を入るとすぐに番号札を取る機械があるので、それを引いて待ちます。

この時に引いた番号は診察やお会計までずっと使われます。

トリアージ

目の前にTRIAGEと書かれたブースがあり、自分の番号が呼ばれたら中に入ります。

トリアージとは、患者の症状の重症度によって治療の順番を決めることです。

ここではドクターではなく専門のナースが対応しているので、症状を伝え、血圧や体温のチェックをしてもらいます。

この問診で緊急性があると判断された場合は、すぐに診てもらえます。

逆に緊急度が低い場合はかなり長時間待たされるようです。

夜中に発熱で受診したときに、3時間も待たされたという話を聞いたことがあります…

本人確認もあるので、DPやパスポートをお忘れなく!

支払い

救急外来の費用は一律で前払いです。

私はSGD120を支払いましたが、他の方のブログを見るともっと安かったので値上がりしているようですね。

診察

ディスプレイに自分の番号が表示されたら該当の診察室に入り診察を受けます。

うちの場合はドクターに症状を説明したところ、入院して様子をみましょうということになりました。

入院手続き

病室を選ぶ

入院手続きの窓口に案内され、金額や病室について説明を受けました。

病室は個室や4人部屋、8人部屋など数種類ありましたが、個室は1種類のみで費用は一番高額になります。

我が家は子供がまだ2歳前なのでおとなしくベットにいるのはほぼ不可能だろうと思ったのと、他の患者さんがいるのにベットでおむつ替えするのはちょっと…と思ったので個室をお願いしました。

ただ、一番リーズナブルな8人用の大部屋と個室の差額は400ドル程だったので、それくらいの差でゆっくり過ごせるなら個室を選んで正解かなと思いました。

乳幼児の場合、親も一緒に泊まることになるので個室の方が広くて快適です!

デポジット支払い

病室を決めたら、入院費用の見積書が出されるのでデポジットとして支払いをします。

入院日数にもよりますが日本円で30~40万円かかることもあります。

それだけの大金を現金で持ち歩いている人は少ないと思いますので、クレジットカードを持って行った方が良いですね。

入院中

個室の様子

個室はシャワー、トイレ付きです。

シーツやタオル、パジャマは毎日取り換えに来てもらえますし、部屋の掃除も毎日してもらえます。

一緒に泊まる保護者用には、ソファーベットとタオルケット、バスタオルが備え付けられていました。

また、テレビ、貴重品用の金庫、冷蔵庫もあります。

入院中の生活

ドクターの診察は午前中に1度あります。

また、3時間おきに体温のチェックがあるのですが、夜中でも寝ていても体温測定はあります!

その時に38℃以上の高熱だと解熱剤を飲まなくてはなりません。

夜中寝てるところを起こされて薬を飲まされる…その後は当然のように機嫌が悪くギャン泣きすることもあり、寝かしつけが大変でした…

この時も個室にしておいて本当に良かったと思いました!

退院

退院のタイミングは午前11時頃と午後5時頃の2回があるようです。

我が子の場合は、前日のドクターの診察で退院の許可が出ていたものの、当日に最終的な診察があり午後の退院となりました。

退院の流れ

①ドクターの最終チェック

②薬剤師から説明を受け、薬を受け取る

③ナースから費用等について説明を受け、書類を受け取る

④着替え、片づけをして退院

退院後

退院した翌日にナースからフォローアップコールがありました。

「その後、体調はどうですか?」という程度の質問だったので英語が苦手な方でも「No problem.」や「She is OK.」と答えれば伝わると思います。

入院費用、保険は?

入院費用はどれくらいかかった?

入院手続の際、費用は外国人用の見積もりを出されました。

KKホスピタルでは、シンガポール国民やPR保持者は安く入院できるようです。

外国人向けは元々の価格設定が高くなっているので、大部屋も個室も金額の差がそれほどないのかもしれませんね。

今回は2泊3日の入院で、入院時デポジットとして支払った金額は救急外来のSGD120を含めて合計SGD4,000弱でした。

また、最終的には治療費などが加算されSGD5,000くらいになる可能性があること、不足分は後日請求するとの説明がありました。

退院時には最終的な金額は確定していなかったため、後日INVOICEが郵送されてきたので中を確認すると、なんとトータル金額は当初支払い済みのデポジットより少ない金額!

この差額がどうなるか気になるところですが、ちゃんと返金してもらえます。

返金方法は、後日小切手で郵送されてくるとのことでした。

保険の手続き

KKホスピタルはキャッシュレス診察(保険会社が直接医療機関に支払いをしてくれるサービス)に対応していません。

なので、まずは自分で支払いをして後日保険会社に請求手続きをする必要があります。

保険請求に必要な医師の診断書等は、入院中に担当のナースにお願いしておくと退院時にもらえるのでスムーズです。



入院時に必要な持ち物はこちらにまとめてあります。