シンガポールに引っ越した当初から、なかなか慣れなかったのが洗濯です。
日本では縦型の洗濯機しか使ったことがなかったのですが、備え付けられていたのはドラム式洗濯機でした。
先に渡星していた夫に使い方を聞きそのまま何となく使っていたのですが、泡が少し残ったり洗ってもにおいが残ることがあったりと気になる点がいくつか出てきました。
重い腰を上げて英語の説明書を読み、ドラム式洗濯機の基本的な使用方法を調べたりすると、今までちゃんと使えてなかったことが判明!
洗濯洗剤も適当にスーパーの安いやつを使っていました。
ドラム式の洗濯機を使う場合、洗剤もそれに合ったものを使う必要があるんですね。
さらに多湿な東南アジア特有!?の悩みである乾きにくさや生乾きの臭いの問題も…
そこで、今回はドラム式洗濯機を使う場合の洗剤の選び方についてまとめました。
ドラム式洗濯機が主流
シンガポールではドラム式の洗濯機が多いです。
我が家もElectroluxというメーカーのドラム式洗濯機が備え付けられており、洗濯機の上には同じくElectroluxの乾燥機が置いてあります。
ドラム式洗濯機にはメリット・デメリットそれぞれありますが、使い慣れていないからか、今のところデメリットの方が気になってしまっています。
・途中で洗濯物を追加できない
・洗濯時間が長い
・お手入れが面倒
・子供がいじる
途中で洗濯物を追加できない
縦型と違い、一度スタートさせてしまったら終わるまで蓋を開けることができません。
入れ忘れたものを追加できないのが地味に残念です。
洗濯時間が長い
洗濯物の素材によって様々なコースがあるのですが、どれも洗濯時間が長いです。
お急ぎコースで20分というのがあるのですが、入れられる洗濯物の量が1kgまでなのと、20分で本当にきれいになるのか?という疑問があります。
それ以外はすべて1時間以上かかります。
お手入れが面倒
つねに水で濡れている洗濯機は、カビ対策をしないと大変なことになります。
数か月に一度は専用の洗剤を使って洗濯槽の掃除をすることをおすすめします。
ここまでは縦型の洗濯機でも同じなのですが、ふと洗濯機の入り口にあるゴムパッキンを見るとここにもカビ?汚れ?がびっしり!!
前の住人は全く掃除してなかったんじゃないの!?っていうレベルでした。
気づいてからは洗濯の後に毎回拭いて水が残らないようにしています。
また、洗濯後しばらくは蓋をあけたままにして中を乾燥させるようにしています。
子供がいじる
ドラム式洗濯機の操作ボタンが1歳児に届く位置にあるので、子供が触りまくっています。
使用中はチャイルドロックをかけているのですが、それでも電源のON/OFFは作動するので勝手に止められてることもしばしば…
まぁ、子供に危険がなければ良いのですがちょっと心配です。
メリットも!
もちろんデメリットだけではありません!
ドラム式の場合、衣類が傷みにくい、少ない水で洗濯できるといったメリットがあります。
自国で消費する水の半分をマレーシアから輸入しているシンガポールでは水不足が問題となっています。
そのため、節水できるドラム式洗濯機が選ばれているのかもしれませんね。
また、使用する水の温度が自分で設定できます。
お湯で洗うという発想がなかったため今まで全く気にせず元々設定されているまま使っていましたが、ヨーロッパやアメリカではお湯で洗うのが当たり前のようですね。
乾燥機?外干し?室内干し?
コンドでは乾燥機も備え付けのところが多いと思いますが、毎回使っている人も全く使わない人もいます。
私や周りの友人でも、乾燥の仕方はだいたいこの3パターンに分かれています。
基本的に外干し
ベランダが付いているコンドに住んでいる友人は外干しをしている人が多いです。
ただ、シンガポールは急な雨が多かったりヘイズといった公害があるため、そのような場合は室内干しをする必要があります。
また、日本では一般的な外干しですが、シンガポールは湿度が高いため晴れていてもあまり乾きが良くないんです。
朝に出して、夕方くらいまで置いておいてもなんだかじめっとしている…
日当たりが良いお部屋なら短時間で乾くと思いますが、そうでないコンドも多々あります。
低層のお部屋であったり、高層のコンド・HDBが立ち並ぶエリアだと他の建物のかげになってしまい、一日のうちに日が当たるのは一瞬だけだったりもします。
ただ、日が落ちるのが19時ごろなので南側にベランダがなくても西日が当たる位置に干すスペースがある場合は夕方に洗濯をしても十分乾きます。
実際、近所のHDBでは夕方くらいからたくさんの洗濯竿を出てきます。
すべて室内干し
ベランダがないコンドに住んでいる、もしくはヤード(家事スペース)がある方は室内干しにしている方が多いです。
ヤードは、窓はないけれど屋根はある場合が多いので厳密には室内とは言わないかもしれませんが…
窓がないので風は通りますが、日が当たらないので生乾きのにおいが気になるところ。
すべて乾燥機
ヤードやベランダがあっても乾燥機を使っている方も多いです。
日当たりや風通しの問題とも無縁なので、夜に洗濯しても乾かすことができるし、生乾きの嫌な臭いもありません。
ただ、毎日のことなので電気代がけっこう高くなってしまいます。
また、洋服の痛みも心配です。
我が家の場合
我が家はどうしているかというと、基本的にはベランダで外干し、タオル類とシーツやブランケットなど大きいものは乾燥機、天気が悪い時も乾燥機を使用しています。
洗濯機のせいなのか洗剤のせいなのか、なぜかタオルがごわごわになってしまうのですが、乾燥機を使用すると多少ふわふわに仕上がるんです。
リビングでは常にエアコンをつけているので部屋干しでも乾きそうなのですが、スペースが狭くなるのと子供がいじったりして危ないので普段は外干しすることに落ち着きました。
洗濯洗剤の選び方
ドラム型の洗濯機の場合、洗剤選びに注意が必要です。
日本で主流の縦型の洗濯機とドラム型の洗濯機ではそもそも仕組みが異なります。
縦型の洗濯機は水の中でもみ洗いするのに対し、ドラム型は洗濯物を持ち上げて落とす叩き洗いで汚れを落とします。
縦型に比べて少ない水で汚れを落とせる仕組みになっているのです。
そのため、洗剤を選ぶときは「少量の水で溶ける」「泡立ちすぎない」ものを選ぶ必要があります。
海外でそのような洗剤を探すポイントは2点あります。
ポイント1:Front Load
Front Loadとは洗濯物を前面から入れる洗濯機のこと。
つまりドラム式の洗濯機のことを意味します。
この表示があるものであれば、ドラム式洗濯機に対応している洗剤と言うことになります。
ポイント2:Low Suds
Low Sudsとは、泡が少ないという意味なので、この表示があるものなら安心です。
生乾きの臭いが気になる場合は…
室内干しで臭いが気になったり、外干ししてもなんだかじめっとしている気がする場合は、室内干し対応の洗剤を使うことで改善できます。
「Indoor Drying」の表示があるものを探してみてくださいね。