DP(Dependent Pass、労働ビザ保有者の家族用ビザ)をお持ちで、自分名義の銀行口座を持ちたいと思う方もいらっしゃると思います。
私も主人の帯同でシンガポールに来たいわゆる駐在妻なのですが、どうしても自分の口座を持ちたくて作ってきました!
これから口座を開設したいと思っている方のために、銀行での手続きの流れをご紹介します!
どうして自分の口座が欲しいの?
私が自分名義の口座を持ちたいと思った理由は主に2つあります!
自分のお金を自由に使いたい!
日本では会社員として働いていたので、自分の収入がありました。
家計費は主人とそれぞれが出し合って共通口座で管理をしていたので、それ以外は自由に使えていたんです。
シンガポールに来てしばらくは、主人の給与の中から生活費としてからシンガポールドルを受け取ってそれで買い物などしていたのですが、なんだかちょっと窮屈に感じていました。
食料品や日用品の買い物は良いのですが、自分の洋服やランチ代もそこから出すのにちょっと抵抗があって…
また、自分の貯金の一部を日本円で持ってきていたので、ちょこちょこ両替してそれも使っていたのですが、だんだん面倒に感じたのと、現金で置いておくより銀行に預けておいた方が良いなと思ったんです。
日本よりの金利の高いシンガポールの銀行、せっかくシンガポールにいるなら預けておきたいですよね♪
日本は超低金利ですもんね!
NETSを使いたい!
キャッシュレス化が進むシンガポール。
現金の使用ができないお店も増えてきています。
そういう場合は日本のクレジットカードを使うことが多かったのですが、レートが気になるのでシンガポールドルのまま決済出来れば良いのになと思っていました。
NETS FlashPayカードは持っていましたが、チャージするのが面倒なので、デビット機能のあるNETSカードが欲しいと思ったんです。
銀行口座の作り方
銀行選び
シンガポールの3大銀行であるDBS、OCBC、UOB。
このどこかで作っておけば不便はないと思います!
家の近くやよく行くショッピングセンターにある店舗など、使い勝手の良い銀行を選んでくださいね。
もし特にこだわりがなければDBSがおすすめです。
私もDBSで作りましたよ!
DBSは東南アジア最大の銀行で東京にも支店があります。
また、POSB(Post Office Saving Bank)と提携しているんです!
両行のATMを使えるので、すごく便利です♪
持ち物
口座開設に必要なものはこちら↓
・パスポート
・シンガポールの住所が証明できる書類(郵便物)
このシンガポールの住所を確認できる書類について詳しく説明していきます。
ホームページや店舗のスタッフによると有効な証明書は次のようなものです。
3ヶ月以内に自分の名前あてに来た以下の書類
・MOMからの書類(IPAなど)
・シンガポールの電気代やガス代の明細
・シンガポールの電話代の明細
・シンガポールの銀行やクレジットカードの明細
などなど…
これらの書類を用意できるDPホルダーの方って少ないんじゃないでしょうか?
ガスや電気、電話もご主人の名義で契約しているし、これから口座を作りたいのに銀行やカードの明細書なんてない…となりませんか?
私はそうでした!
でもそれに代わる手続きがあるので、無事口座開設することが出来ましたよ。
それについてご案内しますね!
自分の名前あてに来た書類がない場合は、EPホルダーである配偶者宛に来た書類を提出します。
その際に、結婚証明書、配偶者のEPとパスポートも必要になります。
また、手続きの時にEPホルダーのサインが必要だったので、主人も一緒に銀行に行ってもらいました。
シンガポールの銀行は土日でも営業しているところが多いので、お休みを取って貰わなくても行けますね。
ただ、土曜日はすごく混みます!
なるべく朝早い時間に行くのが良いと思いますよ~
ちなみに上記の自分あての書類を用意できる場合は、店舗に行かなくてもDBSのホームページから口座開設が可能です!(DBS digibank onlineというサービスです)
オンラインで口座開設をした場合、口座維持手数料がかかりません!
通常は残高がSGD3,000以下になると手数料がかかってしまいますので、オンラインでの開設をおすすめします。
私もdigibankを利用しようとしたのですが、提出した住所の証明書が有効ではないとメールが来てしまい、あきらめて店舗で手続きをしました。
口座開設の流れ
銀行でのやり取りは基本的に自分で英語で行う必要があります。
主人は英語が苦手な同僚のサポートで付いていったら、行員のお姉さんに通訳しないように言われたそうです!
ただ、口座開設時に聞かれることは大体決まっているので最低限の英語力があれば大丈夫だと思います。
私が手続きの時に聞かれたことも含めて詳しく解説していきますね!
- 1受付で口座開設したいことを伝えて番号札をもらう
待ち時間がすごく長い場合は、順番が来たら電話をくれるので、その間はカフェやお買い物で時間を潰しましょう♪ちなみに私が行ったときは、「3時間待ちなので連絡しますね」ってさらっと言われました!!!
- 2自分の順番が来たら、その番号のブースへ行く
- 3口座開設したい旨を伝え資料を提出する
- 4口座開設者の住所の確認
EPホルダーである配偶者は一緒に住んでいることを証明する書類にサイン
- 5口座開設に必要な質問に答える→①
- 6書類にサイン
- 7使用するキャッシュカードを選ぶ→②
- 8カードの暗証番号を決める(6桁)
- 9パスワード設定
アプリやインターネットバンキング利用のIDとパスワードを決める→③
- 10キャッシュカードを受け取る
①聞かれたこと
・シンガポールの住所、電話番号、メールアドレス
・アメリカ国籍、または市民ではないか
(日本で口座開設するときも同様の質問をされると思います。FATCAという米国法に基づくもので、アメリカの税金を逃れるために米国以外の国の金融機関に資金を隠すことを防止するためのものです。)
・職業
(私は主婦なので、housewifeで大丈夫でした。)
・口座に入金される資金の原資
(DPの方はご主人の給与から一部資金を移すというパターンが多いでしょうか。私も主人の給与を原資として申告しました。from my husbandでOKです。)
・1ヶ月の入金回数、金額、それは振り込みか現金での入金か
・1か月の出金回数、金額
②キャッシュカードを選ぶ
DBS Visa Debit CardかPAssion POSB Debit Cardを選ぶことが出来ました。
私はPAssionカードにしました。
コールドストレージやジャイアント、高島屋で使うとキャッシュバックなどのメリットがあります。
本来5年間でSGD12の手数料がかかるカードなのですが、DBSでの口座開設と同時申し込みなら初回分は無料になると言われたのでこちらにしてみました。
5年以内に本帰国等で口座解約する可能性があるなら、こちらのカードを作ってみるのも良いかと思います♪
PAssion Cardについてはこちらに詳しく書いています。
③ID、パスワードの登録
その場で入力をしてすぐに登録になります!
忘れないように設定しながらメモを取っておいた方が良いですよ。
口座への入金
手続きが終わるとその場でキャッシュカードを受け取り、すぐに口座を使うことできます。
日本のように本人の住所確認を意味合いも含めた郵送でのやり取りがなくてスムーズですね!
口座開設時に必ずお金を預ける必要はないですが、月末までに入金しておきましょう!
残高が足りないと手数料がかかってしまいます。
私はDBSのMultiplier Accountという口座を作ったのですが、SGD3,000以下になってしまうと、一か月SGD5の手数料がかかってしまいます。
また、6か月以内に口座解約をするとSGD30かかってしまうそうですよ。
まとめ
銀行での手続きについてまとめてみました。
必要書類さえそろっていればそれほど難しくはないので、口座を作りたい方は銀行で相談してみてくださいね。
参考になればうれしいです♪