シンガポールはキッズフレンドリーなお店が多く、子供に優しい人も多いです。
そんな環境なので小さいお子さんを連れて移住してくる人や旅行で訪れる人も多いと思います。
ただ、日本からシンガポールのフライト時間は約7時間と、意外と長めなんです!
赤ちゃんや小さいお子さんを連れてのフライト、ちょっと心配ですよね?
そこで、子連れでも機内で快適に過ごすための準備についてご紹介したいと思います。
赤ちゃんの生活リズムに合わせたフライトスケジュールの選択
まず決めるのはフライトスケジュール!
どの時間帯にするか、悩むところだと思います。
我が家は息子が生後8か月の時に初めて飛行機を利用したのですが、何時のフライトにするか結構悩みました。
どの時間でもそれぞれメリット、デメリットがあるので参考にしてみてください。
朝もしくは昼のフライト(シンガポール到着は夕方か夜)
メリット
・周りがみんな寝ているという時間ではないため、赤ちゃんが多少ぐずったり騒いだりしても、大目に見てもらえるかな?
デメリット
・じっとしていられない月齢の赤ちゃんをずっと抱っこしているのは親子ともに辛い。
・離乳食を1~2回食べさせる必要があり、手配や準備が大変。
夕方もしくは深夜のフライト(シンガポール到着は早朝)
メリット
・うまくいけば赤ちゃんはフライト中ずっと寝ていてくれる時間帯。
・深夜は離乳食は不要。
デメリット
・赤ちゃんが寝つけずに騒いでしまった場合、周りの方に迷惑がかかりそうでハラハラ。
・ずっと抱っこしなければならない状況だと親が寝られず疲れる。
夕方便に決定
これらを考慮した結果、我が家は夕方便を利用しました。
理由は、すでに生活リズムが出来ており、多少環境が変わっても時間になると寝てくれることが多いので、いつもの就寝前のルーティーンを行えばぐっすり寝てくれるだろうと考えたからです。
息子の普段の就寝時間は19時なので、飛行機が飛んで少し落ち着いたころに授乳すればちょうど寝る時間になるのです。
その後、10ヶ月で飛行機に乗った時は深夜発の便にしました。
理由は同じく、普段寝ている時間に合わせたかったからです。
バシネットの予約
フライトが決まったら航空会社に連絡してバシネットを予約しましょう!
バシネットとは、小さいベビーベットのようなもので大人が座る席の前に設置してもらえます。
数が限られているので、早めに予約をしておいた方が安心です。
バシネットが利用できる赤ちゃんは、ANAは体重10㎏まで、シンガポール航空は14㎏までだそうです。
ANAでバシネットを利用する場合は、電話での予約が必要になります。
航空券予約時にバシネットを予約していなくても、空きがあれば後から予約することも可能ですよ。
もしかしたら赤ちゃんが嫌がってバシネットに寝てくれない可能性もありますが、それでも手配しておいたほうが絶対に良いです!
なぜならバシネットは自分たちの座席前の壁に設置されるので、前に誰かが座るということがないんです!
前が壁になっている席って少しスペースが広いんですよね。
ここにちょっとだけ立たせたり座らせることもできますし、抱っこしていてもこのスペースはありがたい。
お膝に抱っこした赤ちゃんが前の席を蹴ってしまう、ということもないですからね。
また、バシネットに赤ちゃん用のおもちゃやブランケット、授乳ケープなどすぐに取り出したいものを置いておいたりもできました。
ぐずってからバタバタとバッグから探すのは大変ですもんね。
ただし、バシネットの重量制限があるので、赤ちゃんが乗っているときは他の荷物は乗せないように気を付けてくださいね。
離乳食や飲み物の準備
機内で提供される食事は、ベビーミールやキッズミールを頼むことが可能なのですが、これも事前の予約が必要になります。
我が家はベビーミールを頼んでおいたのですが、息子の離乳食の進み具合に合ったものか分からなかったので、念のため事前に購入したベビーフードを持ち込みました。
夕方のフライトの時は、いつも離乳食を食べている時間が離陸直後。
恐らくすぐにはご飯は出てこないだろうな、とも思っていました。
なるべく普段の生活リズムを崩さないためにも持っていくことにしましたが、これが正解でした!
提供されたベビーミールはまだ我が子が食べたことのない食材が多く、アレルギーの心配もあり食べさせられませんでした。
代わりに私が頂いたのですが、美味しかったですよ♪
深夜のフライトの場合は基本的は離乳食をあげる時間ではないので要らないかなとも思いましたが、念のため持ち込みました。
万が一予定通りに飛行機が着かなかった時のためです。
これまで何度もフライトの遅延や、天候不良により違う空港に緊急着陸、飛行機内に缶詰…なんて経験をしている私。
大人なら我慢できますが、赤ちゃんは無理です。
何かあっても大丈夫なように離乳食、お茶は持ち込むのが安心です。
赤ちゃんが機内で使うものの準備
食事や授乳関係以外で機内に持ち込んで便利だった物のご紹介です!
・おくるみ
機内が寒かったら掛布団代わりになります。
普段は真っ暗な部屋で寝ている息子。
明るいとなかなか寝てくれません。
なので、バシネットに掛けて少しでも暗く、いつもと同じような環境づくりをするためにもあって良かったです。
・おもちゃ
お気に入りのおもちゃに加え、新しいおもちゃも用意しました。
わざわざ購入しなくても、空のペットボトルに切ったストローを入れただけのもので、息子は興味津々!
初めて見せるのがポイントです。
これでしばらく夢中になってくれました。
ペットボトルなら失くしても途中で捨てても良いし、中に入れているのがストローなので振ってもそれほど大きな音が出ないので、迷惑にはならないと思います。
また、おもちゃを括り付ける紐もあれば、バシネットに付けておいて愚図ったらすぐに渡せます。
・着替え2セット
念のため多めに持ち込みました。
揺れている機内で赤ちゃんを抱っこしていて飲み物がこぼれてしまうこともあると思います。
抱っこしているパパやママが濡れてしまう可能性もあるので、余裕があれば大人の着替えも持ち込むと安心です。
・おむつ、おしりふき
機内のトイレにおむつ替えシートがあります。
ただ、狭くてオムツやおしりふきを置く場所がないかもしれないので、肩に掛けられるようなバックに入れていくと両手があいて替えやすいと思います。
搭乗前にキッズスペースで遊ばせよう♪
成田空港も羽田空港も無料のキッズスペースがあります。
搭乗までの待ち時間にこちらで遊ばせて疲れさせましょう(笑)
飛行機に乗ったら自由に動けないですしね。
さあ、飛行機に乗ろう!
どんなに準備してもいつもと違う環境で赤ちゃんが愚図ってしまうことはあると思います。
周りの目に気になって焦ってしまうかもしれませんが、これは仕方のないこと。
焦る気持ちは赤ちゃんにも伝わってしまう気がするので、落ち着いて抱っこして「大丈夫だよ~」って声をかけてあげましょう♪
我が子も深夜便搭乗時、夜中に目が覚めてしまったようで少し泣いてしまいました。
すぐに主人が抱っこして飛行機後方部のギャレー付近をウロウロ。
しばらくしたら落ち着いたようで寝てくれました。
後方部は比較的お子さん連れの方が多い気がしますし、ギャレーにはCAさんがいらっしゃるので何か対応してくれるかも知れません。
親も赤ちゃんもストレスのないフライトになると良いですね ♪