シンガポールへの旅行を計画するときに参考にするのはガイドブックですか?
ガイドブックには定番観光スポットを網羅したモデルプランが載っていると思います。
ただ、在住者目線で見ると、「一日であちこち回って移動時間が多いな~」「入場料高いのに滞在時間が短く設定されていてもったいないな~」「他にも店舗があるレストランなのに、一番混んでいる店舗がおすすめされている」なんて思うこともあります。
そこで、この記事では在住者がおすすめする子連れでも無理のないモデルコースをご案内します!

人気の観光スポットや名物料理も楽しめるプランです♪
子連れ旅行のプランニング注意点
スケジュールは詰め込まない
初めてのシンガポール旅行で、あちこち行きたくなっちゃいますよね。
でも、子連れだとスケジュール通りにいかないもの。
行きたいところを絞ってゆっくり回るのがおすすめです。
1日で色々行こうとせず、1~2のエリアやアトラクションを厳選しましょう♪
移動は基本タクシーで
シンガポールはキッズフレンドリーでバスも電車もベビーカーのまま乗ることが可能ですし、乗り降りも手伝ってくれる人が多いです。
ですがエレベーターを探すのが大変だったり、暑い外を長時間歩いたりすると親子ともに疲れてしまいます。
日本に比べてタクシーは割安なので、移動は基本タクシーを利用することをおすすめします。
チケットの事前購入やレストランの予約をしておく
シンガポールは自炊せず外食をする人が多いので、レストランは混んでいます。
待ち時間を短縮するため、人気店や有名店では予約しておきましょう!
また、動物園や水族館など多くの施設でチケットのネット購入が可能です。
事前購入することで現地に着いてから並ばずに入れますし、ネット割引がある施設も多いので、ぜひチェックしてみてください。
こまめに休憩タイムを入れる
シンガポールはとにかく暑いです!
四季のある日本にいると、こまめに水分を取る習慣がないという人も多いのではないでしょうか?
また、子供は遊びに夢中になるとのどが渇いていることに気づかない場合もあります。
あちこちにドリンクスタンドやカフェがあるので、ちょこちょこ休みながら観光を楽しんでくださいね!
日本では長蛇の列になっているタピオカドリンクやパンケーキのお店も、シンガポールなら比較的すいていて並ばずに入れることが多いですよ。
子連れシンガポールのモデルコース
このモデルコースでは、1日目夕方到着便、5日目朝出発便での行程で、乳幼児~小学校低学年くらいの子連れでの旅行を想定しています。
1日目 シンガポール到着&ジュエル観光
17:00 チャンギ国際空港到着
18:00 空港直結のショッピングモールJEWELで食事
19:30 JEWELのSHISEIDO FOREST VALLEY光のショーを見る
20:00 JEWEL内にあるFairPrice買い物をしてホテルへ
JEWEL
1日目は移動がメインです。
時間的には到着後にナイトサファリやマリーナベイサンズのスペクトラに見に行くことも可能ですが、子連れで約7時間のフライトは疲れがたまっていると思います。
なのでこの日はあまり移動せず、空港直結のJEWELを観光してホテルに向かいましょう。
室内とは思えない巨大な滝(40メートル)やジャングルなど必見です!

JEWELでは毎日19:30から1時間ごとに光のショーが行われているので、これをぜひ見てみてください。
また、JEWEL内にあるスーパーマーケットFairPriceで旅行中に必要なもの(子供のおむつやお菓子、飲み物など)を買っておきましょう。
さらにこちらのFairPriceはシンガポールのお土産コーナーもかなり充実しています。
職場へのバラマキ土産など旅行中に探すのは疲れますし時間もかかるので、いっそ最初にここで全部買っておいてしまうのも手ですね♪
2日目 シンガポール動物園
8:30 タクシーでシンガポールズーへ
9:00 入り口前のカフェで朝食(カヤトースト)
9:30 シンガポールズーへ
15:00 タクシーでホテルへ
18:00 夕食・文東記でチキンライス
SINGAPORE ZOO
3大動物園の中で、子連れならリバーサファリやナイトサファリよりもシンガポール動物園がおすすめです!
リバーサファリやナイトサファリも同じ敷地内にあるので、1日で2園以上行くことも可能ですが、シンガポール動物園だけでもかなり広いので、ここは欲張らずひとつに絞って楽しみましょう♪
チケットは当日でもネットで購入することが可能です。
その場合、現地で買うよりも安くなります!
スマホに電子チケットが届くので、シンガポールでスマホが使える状態にしてある方はぜひ活用してください!
チケットは公式サイトから購入可能です。
朝早い時間は比較的すいていますし、ショーを見るにも遊ぶにもスケジュールが立てやすいので、ぜひ早めに到着するようにしてくださいね。
動物園入り口前にあるフードコートエリアでは、シンガポールの朝食の定番カヤトーストの販売もありますので、ぜひトライしてみましょう♪
また、園内には給水所がたくさんあり、みなさん持参した水筒に水を入れて持ち歩いています。
園内を歩くとのどが渇きますし、熱中症防止のためにも水筒を持参してこまめに水分を取るようにしてくださいね。

園内のキッズエリアにはこんな水遊び場もあります!
子供って水遊びが大好きですよね。
シャワーやロッカーもあるので、ぜひ水着持参で行ってください!
近くにケンタッキー・フライド・チキンやベンアンドジェリーのお店があり、座る場所もあるので、子供はパパにお願いしてママはゆっくり休憩もできちゃいます♪
・日焼け防止、虫よけグッズ、水着、水筒を持参しよう!
文東記
シンガポールの人気ローカルフードと言えばチキンライス!
ホーカーでも食べられますし、オーチャードには高級チキンライスのチャターボックスというお店もあります。
おすすめはリバーバレーにあるBoon Tong Keeというレストランです。
リバーバレー以外にも数店舗あるので、お泊りのホテルがリバーバレーから遠い場合は近い店舗を探してみてください。
リーズナブルで美味しいチキンライスが食べられますよ♪
Boon Tong Kee River Valley
425 River Valley Road
Singapore 248324
営業時間 月~日 AM11:15~PM4:00
PM4:30~AM3:00
3日目 セントーサ島&アラブストリート
8:00 朝食・ホテル
9:00 セントーサ島へ
10:00 セントーサ・マーライオン
11:00 セントーサエクスプレスでVIVO CITYへ
11:30 昼食・ハーバーフロントセンターのSONG FAでバクテー
12:30 VIVO CITYでショッピング
15:00 MRTでブギスへ
アラブストリート散策
17:00 リトルインディアへ移動
18:00 夕食・ヒルマンレストラン
19:00 ムスタファセンターでショッピング
20:00 ホテルへ
セントーサ島
アミューズメントパークやカジノ、ビーチなど沢山の遊びスポットがあるセントーサ島。
島へのアクセス方法は路線バス、タクシー、ケーブルカー、モノレール、徒歩など様々ありますが、いずれの方法でも島に入る際に入島料がかかり、金額はアクセス方法によって異なります。
セントーサ・マーライオン
セントーサ島のテーマパークの中でも人気なのはUSS ユニバーサルスタジオ・シンガポールです。
ただ身長制限のあるアトラクションも多いため、乳幼児連れではあまりお勧めはしません。
小さいお子様と一緒ならシー・アクアリウムがおすすめですが、もし水族館にあまり興味がない場合はセントーサ・マーライオンに行ってみてください!
こちらのマーライオンはなんと高さが37メートルもあり、中に入ることができます!
マーライオンの頭上や口の中から島内の景色を楽しんでください。
セントーサ・マーライオンの写真を撮りたい場合は、モノレールImbiah Stationをくぐり、正面のホテル「ル メリディアン シンガポール セントーサ」前から撮るのがおすすめ!
マーライオンを真正面から写すことができます。

セントーサ・マーライオンへのアクセスは、セントーサ島の玄関口リゾート・ワールド・セントーサから徒歩7分ほどで行かれますし、モノレールならImbiah Stationからすぐです。
Sentosa Merlion
30 Imbiah Rd, 099958
営業時間 月~日 AM10:00~PM8:00
セントーサ・エクスプレス
セントーサ島からハーバーフロントのショッピングモールVIVO CITYへのアクセスは、モノレールSentosa Expressを利用しましょう!
小さいお子さんはこういう乗り物が大好きですよね♪
アトラクション気分で楽しんでください。
セントーサ・エクスプレスはVIVO CITYからセントーサ島へ渡る際は入島料があるため有料ですが、島内および島外に出る場合は無料で乗ることができるんです!
ぜひ利用しましょう♪
SONG FA
ランチは有名なバクテーのお店、ソンファはいかがでしょうか?
VIVO CITYのお隣、ハーバーフロントセンターの2階に店舗があります♪
ハーバーフロントセンターはVIVO CITYから直結なので、外に出ずに移動が可能です。
お昼時には近隣で働いている方が多く来店するため並んでいることも。
なるべく12時前に行くようにすると良いと思います。
SONG FA bak kut teh HarbourFront Centre
1 Maritime Square, #02-74/75, Singapore 099253
営業時間 月~日 AM10:30~PM9:30
VIVO CITY
MRTハーバーフロント駅直結の大型ショッピングモールです。
お土産探しには便利ですよ。
おすすめのお店はこちらです。
・FairPriceXtra
大型スーパー。2階構造になっておりとにかく広いです!
1階にはシンガポール土産が集まったコーナーやバラマキに使えそうなお菓子、バクテーやチキンライスの素、紅茶などがあります。
地下1階にはオーガニック製品のコーナーもあります。
・Henri Charpentier
シンガポール限定のシンガポールスリング味のフィナンシェが購入できます。
・Candylicious
チョコレートやキャンディのお店。定番のマーライオンチョコ等のスイーツの他、かわいい文房具や雑貨もあり、女の子へのお土産に最適です。
・Starbucks
シンガポール限定のマグやぬいぐるみが購入できます。
また、2階には屋外ですが無料のプレイグラウンドがあるので、パパとお子さんには遊んでいてもらって、ママだけでお買い物するのも良いと思います。
外が暑くて長時間いるのが難しい場合は3階にある図書館の児童書コーナーもおすすめです。
VivoCity
1 Harbourfront Walk, Singapore 098585
営業時間 月~日 AM10:00~PM10:00
アラブストリート

アラブストリート最寄り駅のブギスまではMRTに乗ってみましょう!
子連れ旅行では基本的に移動はタクシーがおすすめですが、一度くらいは電車にチャレンジしてみても良いと思います♪
VIVO CITYはハーバーフロント駅と直結なので便利ですよ。
このエリアで人気なのがハジレーン(Haji Lane)やスルタン・モスク。
どのガイドブックにも載っていると思います。
フォトジェニックなウォールアートがたくさんあるので、ぜひ記念撮影してみてください。
また、ハジレーンの1本手前(ラッフルズホスピタル寄り)のバリレーンという通りには美味しいソフトクリームやクロワッサンのお店があるので、休憩におすすめですよ。
リトル・インディア
アラブストリートでの街歩きを楽しんだ後はリトルインディアに移動しましょう。
徒歩でも行ける距離ではありますが、子供連れならタクシーかMRTの方が良いと思います。
リトルインディアはその名の通りインド系のお店が軒を連ねています。
MRTリトルインディア駅のすぐ目の前には大きなマーケット、テッカセンターがあるのでのぞいてみるのも面白いと思います。
Hillman Retaurant
ディナーはペーパーチキンで有名なヒルマンレストランがおすすめ!
日本人好みの味で大人気のお店です。
有名店なので、事前に予約をした方が安心ですね。
Hillman Restaurant
135 Kitchener Rd, Singapore 208518
営業時間 月~日 AM11:45~PM2:30
PM5:45~PM10:30
Mustafa Center
食事の後はヒルマンレストランから徒歩3分ほどの場所にあるムスタファセンターに行ってみましょう♪
ムスタファセンターは、インド系の食材や激安の商品が並ぶ巨大スーパーです。
営業時間はなんと24時間!
一日の観光を終えたあと、夜に行くこともできます。
ただ、とても広いので買いたいものは事前にある程度決めておいた方が良いと思います。
可愛いパッケージのお茶やマーライオングッズなど、お土産にできそうな商品もたくさんあります。
大きいバッグで行くと、万引き防止のため入店時に結束バンドで開かないようにされてしまいます。
お財布だけ別で持ったりするのが面倒なので、私はいつも小さいショルダーバックのみで行くようにしています。
夜中でも平日でも多くのお客さんでにぎわっており、店内の通路は狭いところもあるので、ベビーカーでのお買い物は避けた方が無難です。
Mustafa Centre
145 Syed Alwi Rd, Singapore 207704
営業時間 24時間営業
・事前にホームページ等で買いたい商品、フロアマップをチェック!
4日目 マリーナエリア観光
8:00 ウェットマーケット見学
8:30 朝食・ホーカー
10:00 マーライオンパーク
11:00 ジュビリー・ブリッジを渡りマリーナエリアへ
11:30 昼食・マリーナスクエアのフードコート
13:00 ヘリックス・ブリッジを渡りマリーナ・ベイ・サンズへ
13:30 マリーナ・ベイ・サンズの56階サンズ・スカイパーク
14:00 ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ
18:00 夕食・サテー・バイ・ザ・ベイ
19:45 ガーデンラプソディ鑑賞
20:00 ホテルへ
ウェットマーケット&ホーカー
シンガポールの市場ウェットマーケットは早朝から営業しているため、一度見学に行ってみるのはいかがでしょうか?
珍しい南国のフルーツを購入してホテルで食べるのも良いですね♪
マーケットはあちこちにあるので、ホテルの近くで探してみてください。
ウェットマーケットは同じ敷地内にホーカーと呼ばれる屋台街があるので、そこで朝食をとるのもおすすめです。
お粥やトーストなど、朝食向きのメニューもありますよ。
マーライオン・パーク
シンガポール観光の定番、マーライオン!
初めてのシンガポール旅行ならここは外せませんね♪
MRTで行く場合は、ラッフルズプレイス駅が最寄です。
水を吐くマーライオンの後ろには2メートルのミニマーライオンもいるので、忘れずにチェックしてください。
Jubilee Bridgeでマリーナスクエアへ
マーライオンと思う存分写真を撮ったら、左手側にあるジュビリー・ブリッジを渡ってマリーナエリアに向かいます。
「ドリアン」の愛称で有名なエスプラネードシアターを通り抜けて道路を渡ると、目の前に大きなショッピングモールMARINA SQUAREがあります。
沢山のショップが入っているのですが、おすすめは4階のフードコート。
マリーナエリアの飲食店は高いところが多いのですが、このフードコートは他と変わらない価格設定です。
また、目の前にはマリーナベイサンズやシンガポールフライヤーがあり、景色も抜群です♪
Marina Square
6 Raffles Blvd, Singapore 039594
営業時間 月~日 AM10:00~PM10:00
The Helix Bridgeを渡ってマリーナ・ベイ・サンズへ
マリーナスクエアでの休憩が終わったら、マリーナ・ベイ・サンズを目指します!
歩行者専用のヘリックスブリッジを渡ると目の前にあります。
有名なインフィニティプールは宿泊者専用ですが、56階の展望エリアサンズ・スカイパークは宿泊者以外でも入場が可能です。
タワー3の地下1階でチケットを購入し、直通のエレベーターで56階まで上がります。
マリーナエリアの有名な観光スポット、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイやマーライオン、シンガポール・フライヤーなどすべて見下ろせますよ♪
Gardens by the Bay
ガーデンズ・バイ・ザ・ベイはマリーナ・ベイ・サンズから歩行者用の橋を渡ると着きます。
庭園内はとても広いので、シャトルバスで移動するのが良いと思います。
3ドルで乗り放題、ベビーカーも乗せてもらえます。
屋外のガーデンは無料、2つのドームとOCBCスカイウェイ(ツリーをつなぐ高さ22mの空中遊歩道)は有料ですが、ぜひ行ってみてください!
特にクラウド・フォレストはドーム内に滝が流れ迫力満点でおすすめです。

高地の環境を再現しているため、中はかなり寒いので上着を持って行くと良いですね。
無料エリアも子供の水遊び場(Far East Organization Children’s Garden)やアート作品が飾られているエリア、マリーナ・ベイ・サンズとスーパーツリー・グローブを一緒に写真に収めることのできる絶景ポイント(ウォーター・リリー・ポンド)など見どころがたくさん。
色々見てまわるとあっという間に時間が経ってしまいますので、次の予定はあまり入れずガーデンズ・バイ・ザ・ベイをたっぷり満喫していってください。
夕食・Satay bu the Bay
夕食はガーデン内にあるホーカーズ、サテー・バイ・ザ・ベイで。
19:45からショーが始まるので、それまでに食事を済ませておくのが良いかと思います。
Garden Rhapsody
スーパーツリー・グローブで毎日2回開催される光のショー。
上演時間は約15分です。
開催時間は19:45と20:45ですが、小さなお子様連れの場合は19:45の回を見て、終わったらタクシーでホテルに戻るのが良いかと思います。
Gardens by the Bay
18 Marina Gardens Dr, Singapore 018953
営業時間 AM5:00~AM2:00
5日目 帰国
7:00 朝食・ホテル
8:30 チャンギ国際空港へ
出国手続き後、免税店で最後のショッピング
チャンギ国際空港

最終日は空港の免税店で最後のお買い物ができます。
買いそびれたものがないかチェックしましょう♪
シンガポールのお土産の大定番TWGの紅茶はここで買うのがおすすめ!
街中のショップでも購入できますが、空港内の店舗であれば免税になります。
ただ、出発ターミナルによってはマカロンなどのお菓子の取り扱いがない店舗があるので注意してください。
シンガポール旅行の計画を立てよう!
子連れでのシンガポール旅行モデルコースをご紹介しました。
日本とは時差もあまりなく、子供に優しい人が多いシンガポール。
ぜひ家族で遊びに来てくださいね♪